映画『動物界』感想ブログ - SF好き必見の話題作
私は月1で映画館、サブスクで年間30本くらい映画を見てますが、今年一番の映画でした。迷っている方にはぜひおすすめしたい、**『動物界』**というフランス発のSFスリラー映画です。斬新な設定と感動的なストーリーが楽しめる作品なので、特にSFやファンタジー好きな方に響く映画だと思います。
1. 斬新な設定とリアルな映像
『動物界』の舞台は近未来、人間が原因不明の奇病により動物へと変異していくというユニークな設定が魅力で、リアルに表現されていてます。ただ、怖すぎず、ファンタジー要素もあるため、多くの方が楽しめる作品です。
2. キメラ的な生物デザイン
登場する「新生物」は、人間と動物の特徴を併せ持っており、キメラ的なデザインが魅力的です。たとえば、翼を持つ人物や鱗の浮かぶ皮膚など、その姿は幻想的で、ファンタジー好きの方にはたまらないポイントです。クリーチャーデザインが凝っていて、引き込まれるビジュアルが印象的でした。
3. 主人公の葛藤と親子の絆
物語は、父親フランソワと息子エミールの親子の絆が中心です。息子のエミールは、体が変異し始めていることを隠しながら過ごしていますが、その葛藤が切なく、共感を覚えます。「バレたらどうなるのか」というハラハラ感が物語の緊張感を高めています。親子の関係を描いたシーンには、じんわりとした感動がありました。
4. 飽きないテンポの良さ
全体的にテンポが良く、観ていて飽きませんでした。どんどん展開が進むため、飽きる暇がない構成になっています。展開がスムーズで、次に何が起こるのか気になり続ける作りがうまいなと感じました。
5. 少しだけホラー要素もあり
『動物界』には、若干のホラー感もあります。特に、変異が進んだ新生物たちの姿や予期せぬ演出には、思わずドキッとする場面も。ただし、ホラーが苦手な方でも観られる程度なので、怖すぎることはありません。このスパイスが、映画全体の雰囲気を引き締めています。
総評
『動物界』は、SFやファンタジーが好きな方、キメラ的な生物や独特な世界観に興味がある方におすすめの映画です。感情移入できるストーリーと、テンポの良い展開で最後まで楽しめました。大きな驚きや感動を求めすぎずに観に行くと、十分に満足できる作品だと思います。
迷っている方へ:派手なアクションや大作映画とは違いますが、じっくりと楽しめる良作です。映画館での観賞は特におすすめなので、ぜひ観てみてください。