第一回:野球で勝つための体作り!中学生が今知るべき体格の重要性と育て方

野球は体格のスポーツ:中学生が知るべき「体を大きくする」重要性

 

野球はスピード、技術、戦略などさまざまな要素が絡み合うスポーツですが、何よりも重要なのは「体格」です。体が大きいこと、つまり身長と体重があることが圧倒的な優位性を生みます。特に中学生の皆さんにとって、この時期の体作りが今後の野球人生、そして将来の体格に大きく影響を与えることを知ってほしいです。

 

野球には「体格」が求められる理由

残念ながら、体が小さくて細い選手は技術があっても野球では不利です。プロ野球選手を見ても、ほとんどが非常に体格が良い選手ばかり。実際にプロ野球選手の平均身長は180cm以上、体重も90kg前後が普通です。これは打球を飛ばす力、守備の安定性、走力など、全ての面で体格が影響するからです。

 

中学生の皆さんにとって、今が体作りのチャンスです。中学生は成長期の真っただ中で、ここで体格を作っておくことが、将来の自分に大きなプラスとなります。高校野球やその先を目指すのであれば、体を大きくする努力は必須です。

 

「体を大きくする」ための基本原則

まず一番大切なこと、それは消費エネルギーよりも摂取エネルギーが上回ることです。この基本を忘れないでください。体を大きくしたいのに、食べる量が足りていないと、いくらトレーニングをしても成長は止まってしまいます。

 

体を大きくする過程では、筋肉だけでなく脂肪も一緒に増えていきます。これは、体がエネルギーを蓄えるためです。実はこれはボディービルダーも同じで、筋肉を大きくするための期間(バルク期)には、彼らも太っていることが多いです。そして、脂肪を落とす「減量期」に入ってようやく筋肉の輪郭が見えてくるわけです。中学生はまだ成長段階にあるため、筋肉だけでなく脂肪も含めて体重を増やすことが重要です。

 

中学生にとっての体格作りのポイント

中学生の体はまだ完全に筋肉が発達しきっていません。ですので、筋肉を増やそうと思っても、短期間で大きくなることは難しいです。まずは体重を脂肪で増やし、体を大きくすることを意識しましょう。その上で、筋トレを行いながら筋肉の出力を高め、できる限りの筋肉をつける努力をしていきます。

 

「細身だから守備が得意」「セカンドだから小柄でも大丈夫」という考え方は捨ててください。野球は体重があればあるほど有利です。パワーがないと、ヒットも打てません。ムチムチとした体格の選手が甲子園で活躍している姿を見れば、体格がどれほど大切かが分かるはずです。

 

プロ野球選手で体重60kg台の選手はほとんどいません。甲子園常連校の選手たちも、たとえば智弁和歌山の選手たちはムチムチとした体格をしています。これは、動ける限界の体重まで増やす努力をしているからです。

 

次回予告:体重を増やすための食事法

次の記事では、「体重を増やすための食事法」について詳しくお伝えします。しっかり食べて、しっかり体を作るための具体的な食事メニューやコツを紹介する予定です。体作りの基本を押さえたところで、次回もぜひチェックしてみてください。

 

野球は技術と体格が揃って初めて勝てるスポーツです。今の努力が将来の自分の実力となることを信じて、一緒に頑張りましょう!